高校留学の心得

「英語ができるようになりたい」「グローバルな人材になりたいから」「日本の高校が合わないから」…ニュージーランドでの高校留学の目的は様々です。
しかし高校留学は決して楽しくて、楽なことばかりではありません。悩まれたり、苦労されることも多いかと思います。
留学が成功するように、いくつかの心得を紹介いたします。

留学生(お子様)の心得

「留学をする」という決断は、とても大きな決断だと思います。留学の目的は様々ですが、この決断はお子様ご自身で行われたものでしょうか?親御様の意見を尊重されていませんか?

年頃に親元を離れ、言語も習慣も違う環境に一人で飛び込むということは、予想以上にストレスがたまることです。しかし、留学を成功させるためには、「明確な目標をしっかりもつこと」、そして「様々な困難に立ち向かう強い意志」が必要です。

ご留学された後は、積極的に友達を作り、また自分の考えをしっかり持ち、そしてご自身の意見を伝えていきましょう。

もちろん悩まれることがあると思います。悩みがあるときは、友達や学校の先生、そして弊社のスタッフに打ち明けてくださればと思います。一緒に悩み、解決方法を模索し、よりよい留学にしていきましょう。

親御様の心得

ご留学前は、お子様が「納得」「覚悟」できるように話し合いをしっかりとされてください。お子様ご本人にご留学の覚悟がしっかりとできれば、ご留学中に壁にぶつかっても、「自分自身が選んだ道である」ということを自覚でき、また壁も乗り越えて行けるでしょう。

親御様も、高校留学を通して子離れをする覚悟をしましょう。お子様にも親御様にとっても最初の数ヵ月はストレスも多く、不安な時期かと思います。しかしながら過剰な連絡は控えるようにしましょう。またお子様からは弱音やわがままがでやすい時期となります。

もしお子様がホームシックにかかり連絡が来たときは、じっくり話を聞いてあげてください。ただしお子様のわがままなのか、本当のSOSなのか、冷静に見抜くようにしてください。お子様にアドバイスを求められることも多いでしょうが、過剰に反応せず、よく考えて慎重に対応してください。

お子様はホームステイ先、学校で苦労しつつ、ひとつひとつ問題を解決していきます。そしてそこから学び成長してきます。ご不安かとは思いますが、お子様の成長、自立を温かく見守っていただければと思います。

またお子様がご留学後はすべて現地任せにするのではなく、ホストファミリー、学校、そして弊社とコミュニケーションを取り、信頼関係を気付いていきましょう。そして一丸となりお子様のご留学を支えていきましょう。

現地生活において

ニュージーランドにおける「常識」と日本における「常識」は違うことがあり、最初のうちは戸惑うことも多いかと思います。しかし「日本じゃあり得ない」「日本だったら○○なのに」と不満をこぼされることもあるかと思いますが、海外で生活していくうえで「日本の常識が世界の常識ではない」ということを覚えておいてください。

実際海外に来られると言語の壁だけではなく、文化や習慣、常識の壁もあるでしょう。もちろん英語ができるようになれば、コミュニケーションの幅は広がります。しかし英語をコミュニケーションの道具として、相手の文化、考え方、常識など、言葉の奥に隠れている習慣や風習を理解する必要があると思います。

「郷に入りては郷に従え」ではないですが、新しい風習や習慣を体験し、受け入れ理解することで、ご自身の新しい成長につながり、国際視野も広くなでしょう。まずは現地の生活習慣を学んでみましょう。

ホームステイにおいて

ホームステイ先の家族は、ニュージーランドにおける家族ともいえます。英語ができずにコミュニケーションがとれるか不安に思う方もいるかと思いますが、積極的にコミュニケーションを取り、家族との交流を深めていってほしいと思います。

最初は戸惑うことも多いかと思いますが、自分の意見もきちんと伝え、家族の一員として家庭のルールを守り生活していきましょう。コミュニケーションが億劫だと思っても、部屋に閉じこもることはよくありません。ホームステイでの生活で現地の生活習慣を学ぶこともできるでしょう。食事の準備、お皿洗いやペットの世話など、お手伝いは積極的に行ってください。

学校において

留学当初は英語力が低いため、授業についていくことが厳しいときがあるでしょう。わからないことはわからないままにせず、先生に質問したり予習復習をする等、地道な努力を重ねる必要があります。ニュージーランドの高校では毎日のように宿題も出ますし、課題はプロジェクトの準備、リサーチも含まれるため結構大変です。日々の努力がご自身の進路にも影響していきます。特に高校生であるYear 11以上の学年は、勉強しないと教科レベルは上がりませんし、年度末にNCEAを取得することが難しくなります。

学校は勉強だけではなく、さまざまな活動にも参加されてください。部活はスポーツ系の部活は季節限定なものが多く、また練習も日本のように毎日あるわけではありません。(週に1-3回ほどです)しかし、部活動やその他の活動を通じ、多くの人と交流することでお友達を増やすこともできます。また英語力の向上にもつながることでしょう。